ロードバイク メーカー選び!

ロードバイク選び

ロードバイクのメーカー選び方

メーカー選びはかなり悩んでしまうポイントです。

ブランドだけでも150ブランドほどあるので、選ぶのも大変になってしまいます。ロードバイクオールカタログ2019年版が発売されていないので、2019年時点でのブランド数は分かりませんが、かなり多くのブランドがあることだけはお分かりになると思います。

大きく分けて、ヨーロッパメーカー、アメリカメーカー、日本メーカー、台湾メーカーに分類される形になります。

フレーム、ホイール、コンポーネントなど、色々なパーツを組み合わせて組み立てられ、自動車などと同じで最終的に組み立てられた形で販売される「完成車」と一つ一つのパーツを選んでオリジナルで組み立てる方法の2つに別れます。初心者の場合、この「完成車」を選ぶ事をオススメします。

モータースポーツの最高峰は「F1」ですが、F1マシーンは公道でも走れませんし、もちろん購入して乗ることも出来ません。しかしロードバイクはプロが乗るロードバイクを公道で走ることの出来ます。

色々なスポーツがありますが、野球のバット、サッカーのシューズ、テニスのラケットなど「〇〇選手モデル」など販売されていますが、本物と「〇〇選手モデル」では造る工程も全て違うので、プロと同じモノは手に入りません。プロと全く同じ道具が揃うのもロードバイクの魅力の1つと言えるでしょう。

フレーム

素材によって重さと値段が大きく変わってきます

  • クロモリフレーム(クロムモリブデン鋼)
    • 鉄製のフレームで、低価格帯のフレームに多く使われています。強度や粘りがあるので、根強いファンも多くいます。
  • アルミフレーム
    • 現在主流のフレーム素材で、エントリーモデルに多く使われている素材です。
  • カーボンフレーム
    • 2000年前後から普及し始めた素材で、軽量化と剛性を高めるために使われている素材です。一般的には高価格帯に使われていますが、最近は低価格帯のフレームも増えてきています。
  • チタンフレーム
    • 金属としての強度が高い反面、加工に手間が掛かるため高価格帯に使われている素材です。
軽さ 耐久性 価格
クロモリフレーム
アルミフレーム
カーボンフレーム
チタンフレーム
ホイール

高級なホイールから安価なホイールまで、見た目より価格差が大きいのがホイールです。アルミやカーボンなど素材の違い、ホイールの幅の違いなど1万円前後から10万円以上の商品まで様々。

コンポーネント

日本のシマノ、イタリアのカンパニョーロの2大メーカーが主流ですが、スラムという第3のブランドが出てきています。

コンポーネントはエントリークラスからプロ仕様まで価格も差があります。

シマノ カンパニョーロ
プロフェッショナル DURA-ACE/デュラエース RECORD/レコード
ULTEGRA/アルテグラ CHORUS/コーラス
ミドルレンジ 105/イチマルゴ CENTAUR/ケンタウル
TIAGRA/ティアグラ VELOCE/ヴェローチェ
エントリークラス SORA/ソラ MIRAGE/ミラージュ
CLARIS/クラリス XENON/ゼノン

完成車 価格帯

ロードバイクの価格はピンからキリまであり、10万円以下のエントリーモデルからプロ仕様の100万円を超える最高級品まで様々です。

どこが違うかというと、品質や素材などパーツごとに値段が変わってくるので、どの差によって値段が大きく変わってきます。組み合わせによって値段差が出てきますので、例としてロードバイクの価格の参考にして下さい。

価格帯 フレーム コンポーネント(シマノ)
〜15万円 アルミ CLARIS,SORA
15万円〜30万円 アルミ/カーボン 105,TIAGRA
30万円〜 アルミ/カーボン/チタン DURA-ACE,ULTEGRA

台湾メーカー

Giant(ジャイアント)

世界最大の自転車メーカー

正式名称:ジャイアント・マニュファクチャリング(巨大機械工業股份有限公司、英語名:Giant Manufacturing)高品質、低価格、年間650万台以上を生産販売しています。販売数の多さから同じクラスのロードバイクより安価なのが特長です。一説では「ジャイアント最強」説もあり価格と品質では他の追従を許さないとも言われています。ロードレースUCIワールドチーム「CCC チーム」のパートナーなどを行っていて、エントリーモデルからハイエンドの高級ロードバイクまで幅広いモデルを揃えている。

Meridaメリダ

正式名称:メリダ・インダストリー 日本のミヤタサイクルを傘下に置く台湾第2の自転車メーカー。ミヤタサイクルの販売網を使い、日本の自転車販売店に販路を拡大したメーカー。ジャイアント同様エントリーモデルからワールドカップを戦うレーシングバイクまで扱っている。

ヨーロッパメーカー

ロードバイクメーカーの密集しているエリア。ロードレース発祥のヨーロッパですが、特にイタリアメーカーはカラーリングやデザインに目を引きます。

COLNAGOコルナゴ  フェラーリとコラボレーションしたロードバイクを発売など老舗ロードバイクメーカー。エルネスト・コルナゴがプロロードレーサーから工房を設立。ツール・ド・フランスとジロ・デ・イタリアなどで優勝したエディ・メルクスなどレジェンドがコルナゴのロードバイクを愛用していた。1991年からカーボンフレームを製造、イタリアを代表するロードバイクメーカー。

DE ROSA デ・ローザ 正式名称:ウーゴ・デ・ローザ・エ・フィーリ、通称デ・ローザ。ハートのマークが可愛いが本格的なロードバイクメーカー。ウーゴ・デローザが1953年、18歳の時に独立して自らの名前を冠したイタリアの名門。ロゴは70年代に偶然の出来事から生まれました。当時のフレーム職人だったウーゴ・デローザがラグを軽くするために余分な部分を削ってみたら、チューブに溶接した際に偶然にもハートの形が出来上がったのです。そのハートがデ・ローザのシンボルとして選ばれました。

PINARELLO ピナレロ イタリア3大ロードバイクメーカー。ツール・ド・フランスで個人総合5連覇を達成したミゲル・インドゥラインの愛用したロードバイクメーカー。現在はLVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンのグループ傘下になっている。

Bianchi ビアンキ 現存する中では世界最古のロードバイクブランド。イタリアの英雄マルコ・パンターニ、ファウスト・コッピなど多くのロードレーサーに愛されたバイクメーカー。ビアンキのブランドカラーCeleste(チェレステ)は天空・碧空という意味。最近ではユニクロとのコラボレーションTシャツなどがある。

KUOTAクオータ 2001年にイタリアのミラノショーでデビューを果たした比較的新しいブランド。デビュー前はフロントフォークの製造を請け負っていたため、カーボンの扱いに長けており、フレームはデビュー当初から高い評価を得ている。

ORBEAオルベア 1920年に自転車を作りを始め、幼児用バイクから高級スポーツ車まで手掛けるスペイン最大規模の総合自転車メーカー。プロ向けのモデルについては2008年の北京オリンピックでオルベアのロードバイクに乗ったスペインのサムエル・サンチェス選手が金メダルを獲得、同じくフランス代表のジュリアン・アプサロン、ジャン=クリストフ・ペロー選手もオルベア製のマウンテンバイクで金・銀メダルを獲得するなどの実績がある。

BMC 正式名称:Bigelow Mounting Company スイスに本拠地を置く自転車メーカー。

 

SCOTT スコット スイスに本拠地を置くスキー用品と自転車用品を取り扱うスポーツメーカー。1986年に自転車製造へ進出し、1989年ツール・ド・フランスでアメリカ人のグレッグ・レモンがエアロバーを使用して勝利を収める。

LOOK ルック 正式名称:LOOK CYCLE INTERNATIONAL フランス・ヌヴェールに本社を置くロードバイクメーカー。フレーム以外にビンディングペダルなど、自転車用品も製造している。

アメリカメーカー

キャノンデール Cannondale  キャノンデールは 1971年創業のアメリカのロードバイクブランド。現在はカナダ ドレルインダストリー傘下のブランドの一つとなっている。

スペシャライズド 正式名称:Specialized Bicycle Components スペシャライズド 世界的な大会でチャンピオンを輩出するトップチームの「アスタナ」「チーム サクソバンク」などに、バイクをはじめとした機材を提供。2010年のツール・ド・フランスでは、「アスタナ」のコンタドールが総合優勝を果たした。

Trecトレック  正式名称:Trek Bicycle Corporation 1976年創業の世界規模の大手の自転車総合メーカー。ランス・アームストロングがトレックのロードバイクで、ツール・ド・フランスで7連覇を達成したが、その後ドーピングが発覚し優勝資格を剥奪され、トレックの名前にキズを残してしまった。

日本

Anchor アンカー 世界最大級のタイヤメーカーブリジストンのブランド「ブリジストン アンカー」1949年ブリジストン自転車として分社され、日本人向けのサイズ展開をしている。

YONEX ヨネックス バドミントン、テニスラケットで有名なヨネックスが2014年 スポーツサイクル市場に参入。独自のカーボン技術で軽量化のフレームを製造している。

Panasonic パナソニック 日本を代表する総合家電メーカのパナソニック。カスタムオーダーシステムを30年以上続けている。

コメント

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